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Blue Tuesday / Brian Short
ポール・コソフやロッド・プライス(フォガット)がいたホワイト・ブルーズのブラック・キャット・ボーンズのvo、ブライアン・ショートのソロ「Anytjing For A Laugh」は71年にトランスアトランティックからリリースされた。音はスワンプ風味という事で、古くからフォーマリー・ファット・ハリーやロード・コースト・ドライヴなんかと1枚しか出てない英スワンプ〜フォークロックの佳作として廃盤リストの常連だったもの。めでたくCD化された。
バックにはニューキャッスルで60's末から活動するハッピー・マガジン〜グリフィン周辺のミュージシャンが参加。後にイエスのアラン・ホワイト(ds)、後にリフ・ラフのピート・カークリー(g)、後にリンディスファーンのケン・クラドック(g)、後にスナフーのコリン・ギブソン(b)、そして後にハミングバードのマックス・ミドルトン(kb)、ソフト・マシーンのリン・ドブソン(sax,fl)らも参加。幻のようなジャケットにつながるような激シブの音楽で、フォーキーな"Winter Coimes"、"Always Another Train"、ザ・バンドみたいな"Ring That Bell"、コヴィン・コインのような"Anything For A Laugh"、New WaveバンドがLPに1曲くらい入れてたメロディアスな曲を思い出す"Blue Tuesday"がいい。憂鬱な月曜ならぬ、ブルーな火曜日と歌われるこの曲は、なんとも英国風のメロディーで、イメージとしてはアンディー・フェアウエザー・ロウか。