クリスマスセレクト曲目発表

ほとんどやっつけ仕事でしたが、クリスマスセレクトの曲目です。少なくとも我が家はパーティーとか聖夜にクリスマスソングを聞く、といった風習とは無縁なので、こういうクリスマスアルバムの使い道というのが、イマイチわかりづらいのですが・・・
1)Star Of Bethlehem:Neil Young
アメリカン・スターズン・バーズ
Bethlehem(ベツレヘム)は、キリスト生誕の地とされる現イスラエルの町の名前です。ニール・ヤングの「American Stars 'N' Bars」('76)は、"Like A Hurricane"ばかりがクローズアップされますが、こういったフォーク系の曲も味わいあり。コーラスはエミルー・ハリス。カール・ヒメル(ds)、ティム・ドラモンド(b)、ベン・キース(dobro)が参加。
2)A Christmas Camel:Procol Harum
A Whiter Shade of Pale
クリスマスのラクダというのは、キリスト生誕と関係あるのかな?キース・リードの書く歌詞は相変わらずつかみどころがないですが、プロコル・ハルムの67年のファーストより。ゲイリー・ブルッカーの塩辛い声も若々しい。何回も書くけどジャケットの不気味な妖精がノートリミングなのが、オリジナル仕様。ちなみにオリジナルUK盤には"青い影"は入ってません。
3)Please Come Home For Christmas:Eagles
Selected Works 1972-1999
78年にリリースされたクリスマス・シングルはその性格上なかなかライヴで取り上げられなかったが、2000年12月のミレニアム・コンサートでは、お約束どおりプレイ。まだドン・フェルダー(g)もいた5人組時代。思えば、ここまでだったかもしれない。金儲け主義の象徴ともいえる4枚組ボックス「Selected Works」('00)より、このミレニアム(なんて言葉が流行ってましたよねえ)コンサートから。オリジナルはチャールズ・ブラウンのブルーズ。
4)Our First Christmas:The Strikes
5)Santa Claus Is Coming To Town:Young Odeon


この2曲はミント・サウンドクリスマスアルバム「Mint Sound Christmas Album」(')から。ネオGSの連中を中心としたレーベルで、東京の三多摩地区を中心に一部で局地的に盛り上がり、すぐはじけたこのムーヴメントを僕は激愛していて、遥か日本海側の町よりしばしばイヴェントに駆けつけたものでした。4)はデビュー以前のビートルズを理想としたストライクスの甘いマージー・ビート。5)は詳細不明のヤング・オデオン。有名曲のカヴァーだけどorganがいい感じ。
6)Winter Wonderland:America
Holiday Harmony
「Holiday Harmony」('02)というアメリカのクリスマス・アルバムから。イントロに"A Horse With No Name"のフレーズが使われててニヤリとさせられます。これもクリスマス・クラシックといえそうな有名曲のカヴァー。それにしてもアメリカはしぶとい(^^)                                                         
7)Help Me Jesus:Lesley Duncan
Sing Children Sing
直接クリスマスと関係はないけど、タイトルに使われているのでセレクト。70'sの英国を代表する女性ssw、レスリー・ダンカンの1枚目「Sing Children Sing」('71)から。一番有名なのはエルトン・ジョンが取り上げた"Love Song"で、それもこのアルバムに収録されています。CD化が遅れているのでCBS時代だけではなくGM時代も期待したい。
8)Christmas On The Range:Amos Garrett
ウッドストック・ホリデイズ
日本のパイオニアLDCが企画した(もちろん発案は長門さん)「ウッドストック・ホリデイズ」('93)というアルバムには、ジョン・セバスチャン、オーリアンズ、マリア・マルダー、ジョン・サイモンらの新曲が収められているけど、これはエイモス・ギャレットによるブルージーなナンバー。眠たくなるようなgと低音のvoはさすが。他にもジョン・サイモンやジョン・セバスチャンの未発表曲、カヴァーが収められています。
9)I Wish It Could Be Christmas Everyday In UK:鈴木さえ子

名作「スタジオ・ロマンティスト」から。デビューLPのタイトル曲の再演だけど、英国録音で歌詞も変えられている。最近では「ケロロ軍曹」の音楽で有名だけど、80's結構追いかけてた人なので、歌もので早く復帰して欲しいなあ。元シネマで元慶一夫人。
10)Richmond:Jeffrey Comanor
ア・ルーモア・イン・ヒズ・オウン・タイム
イーグルス一派が参加したジェフリー・コマナーの3枚目「A Rumor In His Own Time」('76)から。prodはジョン・ボイランでその流れで、当時のLAの有名どころが参加。このさびしげなクリスマスの歌は、愁いを帯びたドン・ヘンリーのハーモニーでより引き立つのです。オルガンはアル・クーパー。これほどのメロディー・メイカーがその後消息を絶ったのは惜しいなあ。
11)Happy Christmas(War Is Over):Carly Simon
Christmas Is Almost Here Again
ジョン・レノンの超有名曲をカーリー・サイモンが去年出たクリスマス・アルバム「Christmas Is Almost Here」でカヴァー。さすがに年をとり容姿も衰えたけど、あけっぴろげなセクシー路線は健在のジャケットです。prodはドン・ウォズ。ライノより。そういえば元夫のジェームズ・テイラーも今年クリスマスアルバムを出したっけ。
12)A Happy New Year:松任谷由実
昨晩お会いしましょう
最後はあけおめの歌。カレンダーセレクトはホントこれで始める筈だったのでした。松任谷時代の傑作の1枚「昨晩お会いしましょう」より。ジャケはヒプノシスだっけ?