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HOSONO HOUSE
■終りの季節 / 細野晴臣

扉の影で息を殺した かすかな言葉は さようなら
6時発の貨物列車が 窓のかなたでガタンゴトン
朝焼けが燃えているので 窓から招き入れると
笑いながら入り込んできて 暗い顔を赤く染める
それで救われるきもち

今頃は終わりの季節 つぶやく言葉は さようなら
6時起きのあの人の顔が 窓のかなたにちらちら
朝焼けが燃えているので 窓から招き入れると
笑いながら入り込んできて 暗い顔を赤く染める
それで救われるきもち

なんかこれで終りにしてしまいたいくらいの名曲。「Hosono House」というアルバム(はっぴいえんど解散後の初ソロ)は、巷の評価ほどぼくとしてはお気に入りではないのだけど、シンプルな「うた」が染み入るという点では、トニー・コジネクの「Bad Girls Song」に近いものがある。メロディカオートハープなど変わった楽器が使われてるのも細野ならではのこだわりか。
♪それで救われるきもち〜と歌われる部分が、ある意味言葉の癒しだなあと昔から感じていたけど、グーゼンみつけたこのブログで、同じことを感じてた方もいたのだなあ(この方の場合は矢野顕子のカヴァーの方だけど)と共感。クラムボン原田郁子が参加した4Bのカヴァーも聞いてみたいなあ。