take#2

Here & There
■Take Me To The Pilot / Elton John
僕にとってエルトン・ジョンというとまずはこのライヴ盤「Here And There」('76)。現行の2枚組CDは、LP時代の1枚ものに大量にボーナスを加えた完全版ともいえる内容で、フルに聞くとお腹にもたれる部分はあるが、全盛期のエルトンだもの悪いわけがない。デイヴィー・ジョンストーン(g)、レイ・クーパー(perc)、ディー・マレー(b)、ナイジェル・オルソン(ds)にエルトン(p,vo)を加えた強力な布陣で、大胆かつしなやかな演奏も魅力。ロンドンとNYでそれぞれライヴ・レコーディングされたものだが、両者にこの"Take Me To The Pilot"は収められていて、その違いもまた楽しい。