coming#3

マッカートニーII
■Coming Up(Live At Glasgow) / Paul McCartney & Wings
ポール・マッカートニーはバンドを解散すると「McCartney」というアルバムを出す、というギャグがあるが、ウィングスとしての活動に飽きて、80年リリースされたのがリンダと二人でスタジオにこもってレコーディングされた「McCartneyⅡ」。シングルとなった"Coming Up"は、80年という時代らしい、New Wave的なセンスが感じられる曲でひきつったようなリフは当時から賛否両論だった。アメリカではLive At Glasgowで知られるライヴヴァージョンをA面にしてヒットを記録。これは79年12月のグラスゴーアポロ・シアターでのライヴで末期ウィングスをバックにしてのもの(ポール、リンダ、デニー・レイン、スティーヴ・ホーリー(ds)、ローレンス・ジュバー(g))でブラスセクションも加わっているが、これは「Back To The Egg」で参加していたブラック・ダイク・ミルズ・バンド(アップル・レーベルの最初のリリースの1枚だったブラス・バンド)かな?
          おまけ
79年の年末にロンドンのハマースミス・オデオンで行われた「カンボジア難民救済コンサート」から。これが正真正銘ウィングスのラストステージとなったようだ。