up#2

On the Road
■Light Up Or Leave Me Alone / Traffic
オリジナルは「The Low Spark Of High Heelded Boys」だが、デイヴィッド・フッド(b)、ロジャー・ホーキンス(ds)、バリー・ベケット(kb)のマッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャンを加えての西ドイツツアーを収めた「On The Road」('73)から。おなじみトニー・ライトのイラストがスマートなわりにこの2枚組ライヴは全体に長すぎで疲れる。その中であまり長さを感じさせないのがジム・キャパルディーが奮闘するこの"Light Up Or Leave Me Alone"。速いテンポで演奏され、ほとんどがインストパートではありながら、メンバー紹介を交え一気に聞かせる。スティーヴ・ウィンウッドというとorganのイメージが強いが、この曲ではgを弾きまくる。キャパルディーの独特のアクションは↓の動画参照。これは「Live At Santa Monica」のタイトルでvideo化された72年のステージ。テンポがやや遅い。それにしてもガーナ人、percのリーバップを含め超個性的な集団だったが、リーバップもクリス・ウッドもキャパルディーも残念ながらこの世の人ではない。