good#2

Mocking Bird: Best of Barclay
■Good Love Child / Barclay James Harvest
バークレイ・ジェームズ・ハーヴェストは、いわゆるシンフォニック系のプログレとして、その種のファンには根強い人気をもってるバンドで本国イギリス以上にドイツでの人気が高い。日本では初期は東芝EMI、後期はポリドールからLPが出ていて、リアルタイムではポリドールというイメージが強いけど、あの当時ラジオでも一切かからなかったし、その後熱心に英国ロックを聞くようになってもなぜかスルーしてしまってたのだ。01年にEMIから出た「Mockingbird」は、70年から72年までのパーロフォン、ハーヴェスト時代のベスト盤で、叙情派のプログレという以外にもビートルズ・フォロワー的なメロディー・センスを見せたナンバーもあってちょっと驚きだった。"Good Love Child"は後者の代表ナンバーで、70年のデビュー作「Barclay James Harvest」から。prodはノーマン・ハリケーン・スミスで、ジョン・リーズの弾くgがなんともビートルズ風でおもしろい。リリカルな曲は、小粒なものはいいけど、大げさになると苦手。ムーディー・ブルーズやルネッサンスを苦手としてるのは、この辺の壮大なオーケストレーションからみだろう(だからオーケストラとの共演なんてもってのほか)なあ。