sad#2

Welcome to the Canteen
■Sad And Deep As You / Winwood,Capaldi,Mason,Wood,Grech,Kwaku Baah,Gordon
トラフィックのアルバムとして紹介されている「Welcome To The Canteen」('71)には、実はTrafficというクレジットが一切ない。69年の「Traffic」をもって一度解散したトラフィック(「Last Exit」は未発表曲を集めたコンピ的内容)だが、ウィンウッドのソロとして企画された「Mad Shadows」がそのまま再編トラフィックの「John Barleycorn Must Die」となるが、元ファミリーのリック・グレッチ(b)、アフリカ系黒人percのリーバップ・ワク・バア、元メンバーのデイヴ・メイスン(g,vo)、デレク&ドミノスのジム・ゴードン(ds)を加えた7人体制によるライヴ盤が、71年6月のロンドン公演を収めたこのライヴとなった。何故か「John Barleycorn」からの曲はなく、メイスンのソロを含む過度期ならではの選曲がおもしろい。
"Sad And Deep As You"は、メイスンのソロ「Alone Together」に入ってた地味な曲で、ここではアコギとクリス・ウッドによるfluteをバックに歌われるフォーキーなもの。