man#2

天使と小悪魔
■The Man With A Child In His Eyes / Kate Bush
ケイト・ブッシュのデビューは衝撃だった。今まで聞いた中では一番高い声だった(^^)というのもあったけど、ミステリアスな少女が奇妙な動きを見せる"嵐が丘"のクリップが印象的だった。ブロンテの「嵐が丘」なんて数ページで挫折してしまった(当時の高校生はエンタメよりもこういう古典にトライしようとしてたのだ)苦い思い出もある。デビュー盤「The Kick Inside」は、日英米でジャケットが違い、画像のは英盤、手持ちは日本盤だった。立川直樹氏のライナーが又含蓄深くて素敵だったが、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアが育てた天才少女として、日本ではプログレ・ファンからも一目置かれていた覚えがある。79年の東京音楽祭では"Moiving"を披露して、圧倒的な表現力だった記憶。セイコーのCMで"Them Heavy People"(邦題は"ローリン・ザ・ボール")が流れたこともあった。佳曲が並ぶこのファーストのなかでほっと一息つけるのが、このバラード"少年の瞳を持った男"。アンドリュー・パウエルのオーケストラをバックにして歌われる。
   おまけ
なんとクリップあった。