night#3

Arc of a Diver
■Night Train / Steve Winwood
"While You See A Chance"の入った「Arc Of A Diver」('80)は、スティーヴ・ウィンウッドのソロでは一番好きなもの。バンド志向ではなく、すべての楽器をひとりで手がけたマルチダビングによるもので、ニュー・ウェイヴ時代の幕開けとなった80'sの初めにふさわしい。手持ちの日本盤LPは東芝EMIから出た最後のアイランドレーベルの1枚(キング→東芝EMIポリスター→ユニバーサル)だったと思う。ライナーで小倉エージ氏が、退廃したヨーロッパをひた走る真夜中の列車〜みたいに評していた、"Night Train"は確かここから2枚目のシングルだった。12"で見かけた覚えがあるが、まさか動画があるとは思わなかった。今の耳で聞くとかなりテクノっぽいけど、トラフィック時代から脈々と流れる基本的な部分はあまり変わってない気がする。