country#2

OCTOBER COUNTRY
■October Country / October Country
エスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンドのマイケル・ロイド(スピルバーグの処女作「アンブリン」に音楽を付けた事でも知られている)が、prodし、ほとんどの曲を手がけたのがオクトーバー・カントリー。ロイド自身はメンバーではなく、6人組の男女混声のソフトロックで、紅一点のカーリー・ド・フランカがリードを取るわけではなく、それほど目立たない。68年にリリースされたシングル"October Country"(元々この曲が先にあって、バンドのほうがここからバンド名を取ったようだ)は、レイ・ブラッドベリの同名短編集(邦題は「10月はたそがれの国」)にインスパイアされているらしい。いささかチープな出来だが、標準以上のバブルガム・ポップス。僕がこの曲を知ったのはライノから出た分冊版の「Nuggets」のPop Vol.3あたりか。Rev-OlaからのこのCDは、エピックから出たオリジナルLPの11曲にシングルB面とA面のモノ・ミックスがボーナスとして収められている。本編の方ではロマンティックな"Painted Sky","She's Been Away"もいい。