country#3

Physical Graffiti (Dig) (Mlps)
■Black Country Woman / Led Zeppelin
今はさほどでもないけど、70's後半から80'sにかけて、レッド・ゼッペリンと言えばやはりパープルと並んでハードロックの王者だった。解散、活動休止して久しい年月が経っていたけど、都市部では別にして、田舎では洋楽ロックを代表するバンドだったのだ。高校時代数少ないロック聴きは、とりあえずゼップの4枚目は皆持ってた気がする(クィーンに夢中の少女は除いて)。僕は何回もいろいろ借りたけど、どうして皆が熱狂するのかよくわからなった(やっぱりロバート・プラントの歌がダメなんだろうなあ)。そんな僕にピタッとはまったゼッペリンのLPは、75年の2枚組「Physical Grafiti」。3〜5枚目のアウトテイクを多く含んだいわばコンピレーション的な内容だが、正規盤の収められたもの以上に魅力的だった。特に旧C面D面をよく聞いた。それまでゼッペリン=ハードロックとしか見てなかったけど、"Down By The Seaside"のようにニール・ヤング的なもの、"Bron-Yr-Aur"のようにバート・ヤンシュ的なもの、タイトルどおりイアン・スチュワート(p)をゲストに迎えた南部的なロックンロールの"Boogie With Stu"など多彩。"Black Country Woman"はフォーク・ブルーズ的なムードもあって、ジミー・ペイジがmandolinを弾いている。
ロバート・プラントはソロでも歌ってるようだ。