night#2

デヴィッド・フォアマン
■If It Take All Night / David Forman
落ち武者ジャケットが一部で有名なデイヴィッド・フォアマンの76年のLP「David Forman」をCD化してくれたのは、やはり長門芳郎さんだった。名前も聞いたことなかった人だけど、長門印(マジック印ともいう)なら買って損はない、と買ったけどこれは大当たりだった。
BJトーマス、バリー・マン、トレイド・マーティン、ケニー・ヴァンス、もしあなたが彼らを好きなら、絶対気に入るはず。経歴等は不明な人だが、ヴァンスとも交流があるらしく、音楽性はずいぶんダブる。prodはジョエル・ドーンのprodで、ヒュー・マクラッケン(g)、アンディー・ニューマーク(ds)、ボブ・バビット(b)らが参加したNYメイドの作品。いわゆるssw的ではなくゴージャスでこってりとしたブリル・ビルディング・ポップスの味がある。フィリップ・マーロー、ミッキー・マントルブレンダ・リーの名前が歌詞に出てくる"Dream Of A Child"、力強い"Treachery"、そしてネヴィル・ブラザーズがカヴァーした"If It Takes All Night"(ファルセットで歌われて素晴らしい)と冒頭の3曲はあまりに強力。だ。
唯一のカヴァー"One Fine Day"はキャロル・キング作で、シフォンズが歌ったものだけど、テンポを落としてジャジーに歌われる。ナタリー・マーチャントのカヴァーはこれを意識したのかなあ。