getting#3

Ode to John Law
■Things Are Getting Better / Stone The Crows
ストーン・ザ・クロウズ(余談ながらストーン・ザ・クロウという最近のバンドもあるらしく紛らわしい)と言えばマギー・ベル(vo)。女性シャウターが苦手で、○○のジャニスと付くものは、それだけで引いてしまうのだけど、クロウズの場合、ブルーズ・ベースのロックながら、ベルのvoと対等にジョン・マクギンズのkbがあって、その分薄まる感じがあって、僕にはOK(但しライヴになるとお手上げ)。71年の「Ode To John Law」(Polydor)は、2枚目にあたるもので、決め手に欠ける作品ではあるが、マクギンズの弾くorganが全編フィーチャーされててオルガン・ロックの裏名盤かもしれない。
動画はこのLPに収められたパーシー・メイフィールド(?)作の"Danger Zone"で、ジャニス・タイプのブルーズ・ロック。ドイツの有名音楽番組「Beat Club」より。

もう1つ、レス・ハーヴィー(g)が感電死後、元サンダークラップ・ニューマンのジミー・マッカロック(g)を加えた末期のラインナップの"Sunset Cowboy"は、「Ontinuous Performance」('72)から。既にbがジム・デューアー(後にロビン・トロワー)からスティーヴ・トンプソン(元ブルーズブレイカーズ)、kbがマクギンズからロン・リーヒー(元トラッシュ)に代わっている。