life#2

CAHOOTS
■Life Is A Carnival / The Band
71年に出た4枚目の「Cahoots」は不当な扱いを受けている1枚だけど、それも仕方ないか。この後には傑作の誉れ高いライヴの「Rock Of Ages」が控え、その前には1枚目、2枚目ほどではないものの佳作級の扱いを受けている「Stagefright」(余談ながらこの人工的な音には、昔から一度もいいと思ったことはない。但しリマスターCDではどうなったのか不明だけど)がある。そんな有名作にはさまれて、シングルにもなった"Life Is A Carnival"、ヴァン・モリソンが加わった"4% Pantomime"、ディランの未発表曲"When I Paint My Masterpiece"の3曲以外は、とばすことが多かったことも事実。てっきり全曲アラン・トゥーサンがホーンをarrしたと思ってたけど、それは"Carnival"の話だった。実際ここでの力強いホーンは、どちらかというとブラス嫌いの僕もねじ触れるような力がある。ちなみに初ザ・バンドは新譜として聞いた「Island」でその後「The Last Waltz」にはまり、「Rock Of Ages」のホーン入りで困惑した記憶がある。
さてその有名曲以外のものはどうか?と久々にじっくり聞いてみたが、ダンコの軽やかさが心地いい"Where Do We Go From Here?"や、エキゾティックな旋律がおもしろい"Shoot Out In China Town"、イヴォンヌ・エリマンのカヴァー(パープル・レーベルから出た2枚目)もよかった"The Moon Struck One"など、捨てたものではない。但し後半に行くに従いテンションが落ちるのは仕方ないか。
05年に出た2枚目の箱「Musical History」(買ってない)に付属のDVDにはいってたもの。76年のサタディ・ナイト・スペシャルだから、解散直前の映像。仲の悪さは微塵も感じさせません。

*ちなみにはてな、今日で1000日目の日記だそう。さるさる、Auto Page時代からあしかけ6年目だ。