●Jamie Oldaker's Mad Dogs & Okies

マッドドッグス・アンド・オーキーズ
ジョージ・テリー(g)、カール・レイドル(b)、ディック・シムズ(kb)、マーシー・レヴィー(vo)、そしてジェイミー・オールデイカー(ds)。第2期クラプトン・バンドを支えた連中だが、クラプトンと別れてからは、とんと話を聞かない。もちろん元デレク&ザ・ドミノスのレイドルは既に亡くなって久しいし、レヴィーは「マーセラ」というソロを出した後マーセラ・デトロイトとして活動。90'sにはバナナラマのシヴォーンとシェイクスピアズ・シスターを結成したが…
マイアミのクライテリア・スタジオのセッションギタリストだったテリーを除く面々は元々は、タルサ周辺で組んでた仲間。05年その太い人脈を生かして、オールデイカーが待望のソロをリリース。といってもドラマーのソロだけに多彩なゲストを迎えてのもの。Concordというレーベルは聞いたことないが、ヴィンス・ギル(vo)、エリック・クラプトン(g,vo)、タジ・マハール(vo)、ウィリス・アラン・ラムジー(vo〜彼もタルサコネクションだ)、トニー・ジョー・ホワイト(g,harp,vo)、ボニー・ブラムレット(vo)、ピーター・フランプトン(g,vo)、J.J.ケイル(vo,g)etc
どれもリラックスしたブルージーな演奏で、脈絡なさ過ぎる。そんな中クラプトンの"Positively"(作者はW.A.ラムジー)とトニー・ジョー・ホワイトの"Magnolia"(J.J.ケイル作)の存在感はさすが。マーシー・レヴィーがリチャード・フェルドマンとクラプトンのレパートリー"Promises"を歌うリラックス感もいい。古くはレインボー・コンサートにも参加したジミー・カーステイン(perc)やリック・ダンコのソロやファビュラス・ラインストーンズのマーティ・グレッブのソロにも参加していたウォルター・リッチモンド(kb)、フランプトンの相棒だった故ボブ・メイヨ(kb)といった懐かしい名前もある。


カール・レイドル・トリビュート・コンサート('06)より