●毎日がクリスマスだったら / 鈴木さえ子

I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAY
blue marbleのショックさんのブログで取り上げられていて急に聞きたくなった。ショックさんのところから引用。

大学生の頃でしたか。たまたま家にある女の子が遊びにきたとき、ボクはちょうどこの鈴木さえ子の1st('83)をLPで聴いているところでした。彼女もひととおり黙ってしばらく一緒に聴いてましたが、その後ポツリと「アタシ、こういう音楽ってキライというか全然わかんない」と言い出したのです。ちなみに彼女はドリカムの大ファンでした。
 (中略)
たしかに恋愛で傷心している女子に「夏の豆博士」だの「バオバブ人」とかいっても、何もアピールするものはないよと言われればそれまでなんですが。

何か身につまされる話。ユーミンとかドリカムとかに、女子大生、OLが狂喜したのは「自分たちの気持ちの代弁者」に他ならなかったからで、その意味では、大学から就職したころまで、僕が一番忌み嫌ってた音楽がそういうのだった。
鈴木さえ子のデビューは、RCA傘下の設立されたディア・ハートというレーベルから、大貫妙子epoなんかと同じだった。それ以前にもはや伝説のシネマにいた人だけど、当時の僕はあまりテクノテクノした音や戸川純なんかのニュー・ウェイヴには余り興味が持てず、カワイイ音を探してた覚え。「毎日がクリスマスだったら」というタイトル曲は、テクノ風味もあるけど、少年っぽさを残したカワイイ曲でいっぺんに好きになった。ちなみにタイトル(英題)は同じだけど、ロイ・ウッドのウィザード時代のヒット曲とは別物。そういう歌ものとエキセントリックなインスト(70'sのプログレな連中がニュー・ウェイヴの時代にしぶとく生き残った的な印象が、当時のさえ子をとりまくライダース人脈(というか水族館レーベル人脈)にあった)が半々で、次の「神秘と科学」では歌ものの比重が下がってしまった覚え("恋する惑星"なんて素敵な曲もあった(もちろんウォン・カーウェイの映画の邦題をつけた配給会社の担当者はこの曲を好きだったんだろうなあ)。
それでも"夏の豆博士"は大好きな曲で、ひそかに"夏の短編"的な歌だなあと思っていた。
85年ごろに新栄の雲竜ホール(今のフレックス)でライヴを見たけど、そのときさえちゃんは、"毎クリ"を少しエッチな歌ですと紹介してたけど、何故?
ケロロ軍曹は知らないけど、「ノーライフ・キング」は好きだったなあ。


何故かyoutubeでは動画がないが、辻のんのバックで流れるチキンラーメンのCMとか

本人が出てる積水ハイムのCMとかがある