10年前の昨日

イン・ザ・ニック・オブ・タイム
■Just In The Nick Of Time / Nicolette Larson
今日又ダン・フォゲルバーグの訃報が届いてしまったけど、この件は明日書こう。
10年前の昨日、つまり97年の12月16日、ニコレット・ラーソンが肝臓ガンの為45歳で亡くなった。僕がそのニュースを知ったのは、98年に入ってからで何かの雑誌(まだFM誌はあったと思う)だったと思う。確か追悼コンサート(これは現在音源化されている)の記事だった。僕がニコレット・ラーソンを熱心に聞いてたのは、デビューから80's初めで、ワーナーからMCAに移り、カントリー・フィールドに活動場所を移したころから疎遠となったけど、最後の「Sleep Baby Sleep」('94)までアルバムを全部ちゃんとすぐ買ったのだ。一番の思い出は、80年の初来日だろう。ポール・バレル(g)、ケニー・グラッドニー(b)のフィート勢、ドゥービーのサポートだったボビー・ラカインド(perc〜この人も早く逝ってしまった)、フールズ・ゴールドのダグ・リヴィングストン(kb)、リック・シュローサー(ds)にリー・ソーンバーグ(tp)とジェリー・ジャーマンヴィル(sax)というラインナップでフィートの曲を含むステージは、AORに侵され形骸化してしまったカリフォルニア・ロックの最後の希望の星だった気がする。
ステージの中心となったのは79年に出たばかりの「In The Nick Of Time」からのナンバー。僕はこれをニコレットの代表作としてるけど、その気持ちは今も変わってない。タイトル曲"Just In The Nick Of Time"は、強力なロックンロールで、途中のロニー・モントローズ(g)のソロがよく歌っている。マイケル・マクドナルドとのデュエットになる"Let Me Go Love"もいいが、"Dancin' Jones"、"Back In My Arms Again"といったモータウンっぽいナンバーも素晴らしい。
もともとはニール・ヤングの「Comes A Time」で注目された人だけど、シーンから離れていた時でもニール・ヤングは見捨てず、「Unplugged」でニコレットを起用している。

また90'sにカズ&アソシエイツという日本の呼び屋が、なつかしのウエストコーストシリーズとして、ポコ、オーリアンズと共にバーニー・リードン&ニコレット・ラーソンという組み合わせで、コンサートを企画した事がある。この時にニコレットは、ちょっと痛々しかったけど、なんとその動画もあった。

僕が管理人をやっているmixiのコミュ「愛しのニコレット」はもうすっかり放置状態で、関係者には真に申し訳ないけど、昨日の命日にLA在住の方が墓参りをされたという記事を載せてくれた。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=22643342&comment_count=3&comm_id=337596
http://blog.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendID=103917698&blogID=338708063&Mytoken=209E498D-2DF2-49AE-93B78FD9DB0AF24457141273

またウエストコースト系のレパートリーをやられているマイミクのSoulFingersさんがdsを叩く、ウエストコースターズが今週の土曜豊橋でライヴをやります。僕もただいま時間調整中で見に行く予定です。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=17735883&comm_id=337596