今年よく聞いた10枚

そろそろ今年も終わりということで、恒例の企画を。

・Karla Bonoff Live
Karla Bonoff Live
あまりにも寡作なことで知られてるカリフォルニアの女性sswの新作はキャリアを総括する2枚組ライヴ。デビュー当時とまったく変わってないことは、しばしばライヴに足を運んでみればわかること。カーラのサイトからのリリース。

・Tim's House:Kate Walsh
Tim's House
ジョー・ウォルシュの娘というのはウソ。「ミュージック・マガジン」の輸入盤紹介で知った英女性ssw。リッキー・リー・ジョーンズジョニ・ミッチェルのある時期を髣髴させます。

・The Great Unwanted:Lucky Soul
The Great Unwanted
これも「マガジン」の同コーナーで知ったグループ。60'sのガールサウンドを現代によみがえらせた云々よりもロリキュートなvoが魅力です。なんと3枚聞いた新譜がすべて当たりだったというのも珍しい。

・Living Game:Mick Greenwood
Living Game
名前は知っていたけどなかなか手が出なかった1枚。紙ジャケによるエア・メールからの再発。
詳細はここ

・Bonaroo
Bonaroo
手持ちのLPの買い替えさけど、知らざれるウエストコーストロックの傑作の初復刻を喜びたい。リリースはWounded Birdから。詳細はここ

・Poets And Panters And Performers Of Blues:Gillian McPherson

これはHugo Montからの怪しげなCD化なれど、英フォークの傑作とされたものが、容易に聞けるようなって喜ばしい。実はフォークでもなんでもなかったけど。詳細はここ

・Land Free/B W Stevenson:B W Stevenson

前にセレクトでとしひこさんが使われてて、これは盲点だったと思ったままになってた人。Collectablesからの安易な2IN1なれど中身はいい。詳細はここ

・Stage Door Johhnnies:Claire Hammill

Konkから出たハミルの3枚目。これもレーベルのボスのキンクスRCA時代だったことからキャヴァレーっぽいと安易にレヴューで書かれてて、なかなか手が出なかったもの。実はノスタルジックなそういう曲もあるという程度。これもエア・メイルからの紙ジャケ。詳細はここ

・One Kiss Can Lead To Another/Girl Group Sound Lost & Found:VA
Girl Group Sounds: One Kiss Can Lead to
豪華化粧ボックスに入ったライノ製ガール・グループ・コレクション4枚組。ただし上級者編。詳細はここ

・LA,Memphis&Tyler,Texas:Dale Hawkins
LA, MEMPHIS & TYLER, TEXAS
若きライ・クーダーらが参加したスワンプ前夜な音。詳細はここ

ほかにはシングルB面曲"プラスティック・ラヴ"をボーナスで加えたやまがたすみこの「Flying」、メイ・マッケンナ、マイティー・ベイビー、ニール・ヤングのアーカイヴもの、ザ・バンドのトリビュートもよく聞いた。

逆にがっかりちゃんだったのは、東北新幹線、マリアンヌ・フェイスフル。僕が求めてるものとずれがあったのだ。