day#3

OUR DAY WILL COME: THE VERY BEST OF
■Our Day Will Come / Ruby & The Romantics

ルビー&ザ・ロマンティックスの"Our Day Will Come"('63)を初めて聞いたのは、山下達郎の「サウンド・ストリート」だった気がする。そもそもガール・グループというかガール・サウンドに目覚めたのも同番組のロネッツ特集だった。記憶が定かではないけど、83年ごろ英Kentから出た「Where Girls Are!」というコンピ(英Aceから同名のCDがシリーズで出ているが別物)からの紹介だと思ったけど、それを南青山のパイド・パイパー・ハウスで購入したのもタツローつながりか(店主の長門さんはシュガー・ベイブのマネージャーをされていた)。目当てはバーバラ・チャンドラーの"It Hurts To Be Sixteen"で、元々はアンドレア・キャロルのヴァージョンで知られた63年のヒットだったが、バーバラの方が素晴らしいとタツローは力説。僕のこの曲に参ってしまった(後年竹内まりやがシングルのカップリングでカヴァー)。でそのコンピに入ってたのがこのルビー&ザ・ロマンティックスの#1ヒットだった。オハイオ出身の5人組黒人ヴォーカルグループで、紅一点のルビー・ナッシュのvoをフィーチャーしているが、何と言ってもイントロで聞かせるorganに味がある。そこはかとないボサノヴァのリズムに乗せたこのorganとコーラスはなんともドリーミーな感じ。作者はレターメンで知られるモート・ガーソン。circus town netのこの記事によると件のorganもガースンではないか?とのこと。このグループは63年から64年にかけて数枚のトップ100ヒットがある。動かないが
なんとシェールのカヴァーもあった。