#18-5 ankoroさんのあたためセレクト

ファースト・ライト、シカゴ 1969-71

 1.HAPPY NEW YEAR / ジョニー・マイヤーズ、カーリー・ムーア&クラウンズ
 2.Yellow Ribbon / Atons
 3.Golden Circle #317 / テリー・キャリアー
 4.Duke Ellington's Sound Of Love - (with Jackie Paris)/ Charles Mingus
 5.Hora Decubitus / Charles Mingus
 6.Second Line / Wynton Marsalis
 7.gettin it together(featuring lyrics born) / Tommy Guerrero
 8.(I Can't Get No) Satisfaction / Jimmy Smith
 9.グレート・チェンジ・イン・ミー/クリスチャン・タバナクル・バプティスト・チャーチ合唱    団, マセオ・ウッズ
 10.Garden of Prayer / Max Roach with The J. C. White Singers
 11.I'm Gonna Build on That Shore / Sam Cooke with the Soul Stirrers
 12.Old Folks / Kenny Dorham

ankoroさんのセレクトは早期交換組だったので一番早く手元に届いてました。なので1の和み感をリアルタイムに堪能しました。オープニングからしてぽかぽかなナンバー。例によってankoroさんの12曲は手持ちはありませんし、普段なじみのない音楽が中心ですが、唖然とさせられるような力強さがあります。2は、スウィートソウルっぽい感じで始まり途中からトニー・オーランド&ドーンの"黄色いリボン"(ちなみに映画の「幸せの黄色いリボン」はピート・ハミルのコラムにアイデアを借りた映画ですが、ドーンのこの曲も同じものをモチーフにしています)のカヴァーとなります。リズムgがなかなか暴力的でカッコイイ。3はテリー・キャリア。僕はこの人ベス・オートンのCDで知ったのですが、よいですね。次から3つがジャズで、6は一瞬"Rock Around The Clock"かと思いました。ankoroさんの解説にも書かれてますが、ニュー・オーリンズっぽいですね。ジミー・スミス(org)が歌う(?)とは知りませんでした。ストーンズ曲の8ではゴキゲンなorganにあわせていい感じです。さてこのセレクトの個人的なピークは、やはり9ですね。山を越えたら又別の山があるという展開は、凄いです。本格的なゴスペルというと白人ロックを主に聞いてる僕としては接点がリオン・ラッセルやハンブル・パイのライヴ盤くらいしか思い浮かばないのですが、普段気軽に「ゴスペル・ファンク的な」と書いてしまう自分の襟を正させるものがあります。6分過ぎから思わず笑ってしまいます。音楽性は違いますが、初めて山下達郎のライヴに行った時に感じたしつこさを思い出しますね。これはもうあたためというよりも汗だくです。そのままだと風邪をひきます。一転スローな10も素晴らしい。
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