king#2

Countdown To Ecstasy
■King Of The World / Steely Dan

ウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンというプロジェクトではなく、ダニー・ダイアス(g)、ジム・ホッダー(ds)、ジェフ・バクスター(g)を加えた5人組バンドとしての個性が一番出たのが、73年の2枚目「Countdown To Ectasy」。僕はジャケットの奇妙さからなかなか手が出なかったけど今ではひょっとするとファースト以上に好きかも。先に書いたバンドとしての一体感というのは、基本的にベッカー=フェイゲンにスタジオ・ミュージシャンというパンドの為、実は異色となる。この"King Of The World"は、gとkbがソロを取りインストパートに重点が置かれているのも面白い。73年らしいカントリー・ロックの"Razor Boy"もあるが、ひとひねりあり。他にも高速gの"Bodhisattva"、ゆるやかな"Pearl Of Quarter"がいい。

ここからのシングル"My Old School"の珍しいTVライヴ(口パクだけど)