#18-9 meikanさんのあたためセレクト
01.Tony Kosinec/Silver Morning'69
02.Sandii & The Coconut Cups/Sparkle'06
03.Clem/Samossa'03
04.羊毛とおはな/ララルラ ラルララ'07
05.Monna Bell y Aldemaro Romero/La Bamba'70
06.Cravo & Canela/Asa Branca - Que Nem Gilo''07
07.Browning Bryant/Cover Girl'74
08.長谷川きよし/史跡のある町'76
09.Lumirie / RIDE ON TIME'07
10.UNCHAIN/Summer Groovin''07
11.Moods/Grooving When We Meet'78
12.青江三奈/Bourbon Street Bluse'93
ここで復帰組を。meikanさんは僕の記憶が確かなら、「21世紀枠(?)」とかで参加された覚え(なんかそんな話がありましたよね、もちろんジョ−クですが)。セレクトデビューとなったDJセレクト(もし自分がDJならフロアでこんな曲を廻す)では、ずらっとブラジルものを並べまして、普段全く聞かない音楽なので正直とまどった覚えです。その後も「大人の香りのする」選曲でセレクターを唸らせた方です。久々の復帰ですが、筋金入りのタツロー・ファンらしく2、9の変化球がまず印象的です。2はサンディー(サンセッツの)&ココナッツ名義の06年作品。見事なアカペラです。そして9は4の「羊毛とおはな」の千葉はな(vo)をフィーチャーしたもの。なんとも魅力的な声です。シンプルな4もいいですが、タツローの名曲が素晴らしくよみがえります。ルミリエというユニットで「Diary」という企画もののコンピ('07)から。高速ボサノヴァ(?)の3も心地いい。クラヴォ・イ・カネラの6は77年のその筋では有名なブラジリアン・メロウ・グルーヴだそう。あたたまると言うか踊りだしそうな感じです。アラン・トゥーサンのprodで知らざれるニュー・オーリンズものの傑作と言う評判のブロウイング・ブライアントは、もともとキッズ・シンガーだったそうな。それが74年作ではssw的な味わいもあるとCD化にあたって評判の1枚。8は長谷川きよしでこれも軽やかですね。京都出身のUNCHAINの10は僕は90'sのシュガーベイブと一部で呼ばれていたbenzoのデビューを思い出します。これいいですね。11のムーズも去年のCD化で一部で有名だったスウィート・ソウルの傑作らしいです。少なくともこの曲は好きですね。青江美奈の”伊勢崎町ブルース”は100万枚売ったと言う68年のミリオンセラー・ヒットですが、12は93年のアメリカ録音。saxはグローヴァー・ワシントンJrだそうです。すごいなあ。
忘れてた。1のトニー・コジネクはカナダのssw。2枚目の「Bad Girls Song」はシンプルですが、これほど心に突き刺ささってくる「うた」を当時(日本盤LPが出たのは81年)まで知りませんでした。よって僕をssw好きの道にいざなってくれた1人はやはりコジネクかと。で、1はファーストの「Processes」から。本人は全く気に入ってないそうですが、60's末のNYの感じが伝わってきます。
もちろん手持ちはない上に門外漢ゆえの解説につき見当ハズレならすいません。
meikanさんの曲目はここ