このハモ聴 #5オリジナル・ラヴ

RAINBOW RACE
● Rainbow Race / Original Love
オリジナル・ラヴも一応ネオGSから始まってるので、最初の頃はおさえてたのだけど、音楽性がどんどん違う方に行ってしまって、メジャーデビュー後すぐに断念(それでもファーストの後ライヴに行った)。その少し前頃第2期ピチカートのvoとしてスウィート・ソウルな味をピチカート・ファイヴに持ち込んだ田島貴男はステージの野獣ぶりが印象的だった。ストライクスと共演した学習院の大学祭のライヴはすさまじかった記憶。でしばらくジナラヴから離れてたのだけど、キャラメル・ママ再評価というか和製レア・グルーヴの評価と同じ頃にリリースされたのが95年の「Rainbow Race」。ここには鈴木茂が2曲スライドを弾いているというのが一部で話題となった。その"ブロンコ"と"ホモ・エレクトス"はどちらもすこぶるカッコイイが茂以上に目立っていたのが、アリちゃんこと松田幸一のブルーズ・ハープだった。70's後半には徳武弘文、村上律、島村英二と結成したラスト・ショー(木ノ内みどりアグネス・チャンもバックを担当したこともあった)のメンバーであり、有数のセッションハーピスト。個人的にはラスト・ショーよりも客演したマザー・グースの1枚目や「ナイアガラ・トライアングル Vol.1」の"幸せにさよなら"での演奏が光る。