white#2

Living in the Usa
■White Rhythm And Blues / Linda Ronstadt
髪を短くしてカーリー・ヘアのローラースケーター姿にビックリした78年の「Living In USA」は、リンダ・ロンシュタットのキャリアのピークの1枚。チャック・ベリーで始まりエルヴィスで終わるというそのつくりは、今思うと美空ひばり歌う「にっぽんのうた」の米国版だなあとも感じる。他にもミラクルズ、ドリス・トロイといった60'sのナンバーに混じって、エリック・カズ、ウォーレン・ジヴォン、ポール・バレール&ビル・ペインといった同世代のソングライターの作品を取り上げている。JDサウザー作の"White Rhythm & Blues"もそうで、サウザーは後年「You're Only Lonely」の中で取り上げているが、作者ヴァージョンの方が好き。選曲、企画を取り仕切ってるのはピーター・アッシャーで、時流に呼応。このあとLA・ニュー・ウェイヴ路線へとつながってゆく。

チャック・ベリーの映画、「ヘイル・ヘイル・ロックンロール」で歌われた、”Back In The USA”