きよさんのウッドストックセレクトPt1

CONTEMPLATION (VIEW)
ザ・バン道、とかいって盛り上がってるうちにきよさんが、コアなウッドストックセレクトを作成。早速送ってくれました。今日はまず前半の9曲を紹介

 1 LOVING YOU IS SWEETR THAN EVER / THE BAND

 2 KINDNESS / MARK MOOGY KLINGMAN

 3 GET UP JAKE / IAN & SYLVIA & THE GREAT SPECKLED BIRD

 4 RAG MAMA RAG / MT. AIRY

 5 TOO MUCH CONTROL / KAREN BETH

 6 SHOOT FOR THE MOON / GARY KUPER

 7 WALK A LITTLE CLOSER / BARBARA KEITH

 8 SMALL TOWN TALK / AMOS GARRETT with MARIA MULDAUR

 9 WHEN I AWAKE / KEN LAUBER

1はワトキング・グレン('73)でのザ・バンドのライヴ。本編よりも先にロビー・ロバートソンが選曲にかかわったコンピ「To Kingdom Come」の目玉として収録されたもの。フォー・トップスのカヴァーだけど、フランキー・ミラーもカヴァー。ザ・バンドとしては古くからのレパートリーでウッドストックでも演奏。 2はユートピアのムーギーの初ソロ('72)。Capitolなのに何故かCD化されない1枚。鈴木祥子がカヴァーした"Crying In The Sunshine"もこれに入っているレア盤。イアン&シルヴィアの3は、「You Were On My Mind」('72?)から。バックはグレート・スペックルド・バードで朗々たる歌声が印象的。もちろんザ・バンドのカヴァー。シンブルというマイナー・レーベルからのリリースとなったMt.Airyは初めて聞く。例の「ウッドストックサウンド」(ミュージック・マガジン社)で知った人たち。4もザ・バンドのカヴァー。エリック・ワイズバーグ(banjo)も参加しているが、この曲に限ってはそれほどブルーグラスっぽくはない。中心人物はボブ・ヒンクル(vo)。カレン・ベスのブッダ盤「Nwe Moon Rising」('75)はきよさんが、ベス本人からCDRを焼いてもらったと言う話が、この界隈(どの界隈だ!)では有名。アレクサンダー、ベス、ダルトンという3大カレンがssw好きの間ではあって、どれもレア盤で、今でもダルトン以外はきちんとした形で復刻していない。5はジョン・ホール(g)が参加している。レアな音源が続くが、ポリドールに1枚「Shoot For The Moon」('71)を残したゲイリー・キューパーも謎の人。6はキューパーのピアノの弾き語りのバラード曲。心にしみます。他の曲にはヴァン・モリソン関係のミュージシャン(モリソンも当時はウッドストッカーだった)が参加。7はバーバラ・キースの69年のファースト「Barbara Keith」(ヴァーヴ)から。作者はハングリー・チャックのジェフリー・ガッチョン。若々しい歌声が印象的だ。8はいろんなヴァージョンがあるのだけど、エイモスとマリア・マルダーが組んだこのヴァージョンは多分最近のものでしょう。もちろんボビー・チャールズとリック・ダンコの共作。9はケン・ローバーの69年作「Cotemplation(View)」から。僕は2枚目のほうが好きだけど、ファーストって人気あるんだよね。ナッシュヴィル録音でウエルドン・ミリックのsteelが控えめながらいい感じ。

きよさんの解説はここ