女性名#9

俺と仲間
■Shirley / Ron Wood
イアン・マクレガンの弾くARPシンセがなんとも時代を感じさせる"Shirley"は、74年のロン・ウッドのファーストソロ「俺と仲間」から。「Cancel Everything」というタイトルで出ていた事もあるが、正確には「I've Got My Own Album To Do」という。ストーンズ(まだ未参加)からキース・リチャーズ、ミック・テイラー、ミック・ジャガー、フェイシズ(在籍中)からロッド・スチュワート、イアン・マクレガン、他にはウィリー・ウィークス(b)とアンディー・ニューマーク(ds)のリズム隊、初期のロッド作でおなじみのマーティン・クインテットン(g)、チャンター・シスターズ(vo)ら豪華ゲストを加えた、リラックスしたセッション。今では在籍期間がテイラーやジョーンズを抜いて、ストーンズの顔の1つとなったウッドだけど、ここではいろんなタイプの曲を試している。泥くさいナンバーから洗練されたソウル風バラードまで。またファンキー・ミュージックへのトライとしてインストの"Crotch Music"がセレクトされているのも面白い。
"Shirley"は、ビリー・プレストンを思わせるsynから始まってなんともルーズなノリを見せるナンバー。確かシングルになったんじゃなかったっけ?