help me#3

Eight Gigs a Week
■Somebody Help Me / Spencer Davis Group
暴言を覚悟で言うと、スペンサー・デイヴィス・グループって過大評価だと思う。これはウィンウッド兄弟脱退後の話ではなく、一番有名なウィンウッド時代。すなわち64年から68年の間の話。早熟なスティーヴィー・ウィンウッドの黒いノドと強烈なorganを差し引いても、それほどすごいバンドという感じではない。むしろ巷の多くのR&Bバンドの目だった一つ程度だ。「Their First LP」をフォンタナからリリースしたのは64年で、この時期のオリジナルLPは3枚のみ。#1となった"Somebody Help Me"は、66年の3枚目「Autumn'66」に収められていたもので、#1となった一つ前のシングル"Keep On Running"同様ジャマイカのレゲエ・シンガー、ジャッキー・エドワーズのカヴァーでスティーヴィーはorganを弾かず、gを担当。力強いナンバーだ。
僕がSDGをはじめて聞いたのは、"Gimme Some Lovin'"だけど、ここでのすごい音圧のorganに一発で参った。まだ当時(80's)は、アイランドから出たベスト盤(シングル曲が多いので入門篇としてはぴったり)しかなかった。Best of Spencer Davis 
その後オリジナルアイテムの再発LPを購入、結局「Second Album」を買う前にこの最初の画像の2CDアンソロジーを買ったので、終了。
その後RPMから、ラジオライヴなどが何枚か出てたが、ウィンウッド兄弟脱退後の、エディー・ハーディンやレイ・フェンウィックの時代のものも入っていてそちらは地味なブリティッシュ・ロックだった。
ライヴ Vol.2 〜ライヴ・ショウズ


66年のドイツのTVでのライヴ