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Fast Times At Ridgemont High: Music From The Motion Picture
■Somebody's Baby / Jackson Browne
エイミー・ヘッカリング監督、キャメロン・クロウ脚本、ショーン・ペンフィービー・ケイツ、ジェニファー・ジェイスン・リー主演の青春映画の傑作「初体験・リッジモント・ハイ」('82)のサントラ盤は、Wea傘下のアーティストによる新曲が収められたもの。サウンドトラックに、ポップ・ロックのナンバーが積極的に取り入れられるようになったのは、70's後半だけど、all新曲というのは何が最初だろうか?RSOの「サタディー・ナイト・フィーヴァー」はall新曲ではなかったと記憶する。Wea系ではフロントライン・マネージメントという事務所を手広くやっていたアーヴィング・エイゾフの手がけたものが、その先鞭を切った感じ。「アーバン・カウボーイ」がカントリー版なら、そのロック版が本作。
いくつかシングルは出たけど、ヒットしたのはジャクソン・ブラウンのこの"Somebody's Baby"(#7)くらいだった。それまでのジャクソンのイメージとはそぐわない、ポップ・ロックだけど、「Hold Out」以降の力強いロックンロールの流れにある。映画ではたびたび流れるけど、ステージではあまり演奏されない。デイヴィッド・リンドレーに代わって、リッキー・ヴィトウ(g)が加わった当初は、よく演奏された。