good#2

カル・デ・サック
■Good As It Can Be / Eric Kaz
名盤探検隊シリーズでは破格のセールスを記録したと言うエリック・カズの「If You're Lonely」('73)につづく2枚目ソロが74年の「Cul-De-Sac」。前作にあった張り詰めた空気はなく、どっちかと言うとゆるめ。LA録音という事もあるのか。バックにはゴードン・エドワーズ(b)、バーナード・パーディー(ds)、ブッカー・T・ジョーンズ(kb)、マルコム・セシル(syn)、デイヴィッド・T・ウォーカー(g)、ポール・バレル(g)、スニーキー・ピート(steel)、ウォーターズ(vo)らが参加している。
カントリー・ロック風のバックにclavinet(カズ本人が弾いている)が絡みファンキーなのかそうでないのかよくわからない演奏が耳に残る"Good As It Can Be"は、小沢健二が前奏をいただいて全く別の曲"ある光"を作り上げているが、その話ももう昔話か。
カズはこの後、スティーヴ・カッツ、ダグ・ユール、クレイグ・フラーとのアメリカン・フライヤーを結成する。