Best Of British Beat60's

19回セレクトのお題は「Best Of〜」ですが、2つ作ったサンプルの1つがこれでした。勢いでやっつけたけど、ほとんどの音源が90'sに買ったCD、LPなので同じものはほとんどamazonに残ってないのが悲しい。
ちなみにもう1枚が「カーペンターズのいないA&Mレーベル」と言うものですが、イマイチでした。
一部曲目変更しました

Cavern Stomp

Cavern Stomp

1)What I'd Say / Big Three
マージーサイドで一番大きな音を出すと当時言われていたビッグ・スリーのライヴEP「At Cavern」('63)はなかなか激しいライヴ(キャーも含めて)ですが、このレイ・チャールズ曲はなかなかカッコイイ。ママ・キャスがいたのは米のビッグ・スリーですが、英のはブライアン・グリフィス、ジョニー・ガスタフソン(後にロキシー・ミュージック、イアン・ギラン・バンド)、ジョン・ハッチンソンのパワー・トリオ。
History of the Dave Clark Five

History of the Dave Clark Five

2)Anyway You Want It / Dave Clark Five
見た目はかっこ悪いがすさまじい音圧がバンドのグルーヴを感じます。音源管理をクラークがしているためまともなCDが出ないので、10年くらい前に米Hollywoodから出た2枚組は貴重です。これは64年のヒット。20年位前山下達郎の番組の「British Beat特集」で聞いてKOされました。
Watch Your Step

Watch Your Step

3)Watch Your Step / Tony Jackson & Vibrationss
サーチャーズのトニー・ジャクソンが64年に脱退後結成したのが、このヴァイブレーションズ。これは64年のシングルで金属的なorganがカッコイイ。リリースはパイから。
ビギン・ヒア

ビギン・ヒア

4)The Way I Feel Inside / The Zombies
くわしくはここ。静けさが素敵。

5)Quick Before They Catch Us / Paddy,Klaus & Gibson
ビートルズの「Revolver」のジャケットで有名なクラウス・ヴーアマン(フォアマン)がいたバンドがパディ、クラウス&ギブソン。まあ有名なバンドではありません。66年パイからのシングル。これはパイ音源をまとめたSequel(現在はCastleから別のシリーズが出てる)・レーベルのPop Eraシリーズの1枚目から('90)
ザ・キンクス

ザ・キンクス

6)Took My Baby Home / The Kinks
ハーモニカ・セレクトの積み残し。キンクスの1枚目から。これもパイ音源。64年。

7)Not Guilty / The Falling Leaves
「Ready Steady Win」という音楽コンテスト番組の入賞バンドをあつめた同名のLP(See For Miles)は当時のアマチュア・バンドばかりなんだけど、妙に楽しい。これはGSっぽい甘さがある。

8)Let's Stomp / Faron's Flamingos
マージーサイドの無名バンドばかりを集めた「This Is Mersey Beat」('63)から。レーベルはOriol。

9)Everybody Loves A Lover / Beryl Marsden
今回女性が少ないのもオクラ入りした理由かな。べリル・マースデンはマージーサイドのガールシンガーでこれは64年の「At The Cavern」というライヴEPから。声がキュート。これが入ったSee For Milesの「Liverpool 1963-64 Vol2」というコンピは80's後半よく聞いた。
Smile

Smile

10)Heart Beat / Remo Four
パープル・ファミリーとして僕がよく名前を出してるトニー・アシュトンがいたレモー・フォーはドイツのスター・クラブから何枚かのシングルを出したモッズ系のバンド。アシュトンのorganを大きくフィーチャーしていてなかなかシブい。これは86年に独Lineから出た「Smile」というCDから。
Family Album

Family Album

11)If You Wanna Be Happy / Peter B Looners
後にキャメルのピーター・バーデンスが、ミック・フリートウッドやピーター・グリーンとマック結成前夜に組んでいたのがこのピーター・B・ルーナーズ。65年の音源でビートバンドというには、楽しすぎるインスト。
R&B・アット・アビー・ロード

R&B・アット・アビー・ロード

12)Baby Please Don't Go / Ottilie Patterson
EMIも98年にAt Abbey Roadシリーズというコンピレーションを出したがこれは「R&B篇」。このパターソンはスキッフルのクリス・バーバー夫人でソニー・ボーイ・ウイリアムソンのharpをフィーチャーした63年もの。曲はゼムでもおなじみ。

もし聞きたいという奇特な方がいらっしゃったらコメントくだされ。