light#2

■Put Out The Light / Joe Cocker
ビリー･プレストン作の"You Are So Beautiful"がヒットした、ジョー･コッカーの何度目かのカムバック作｢I Can Stand A Little Rain」('74)から。LP時代なかなか見つからなかった1枚で、どこかのタワーで新品を買った覚えがある。prodはMad Dogs & English Menのツアーにも参加していたtpのジム・プライスで、タイトル曲もプライス作。他にはジム・ウエッブの"The Moon Is A Harsh Mistress"、同じA&M傘下のDark Horseからソロを出した元グリース･バンドのヘンリー・マックロウの"Sing Me A Song"など。このダニエル･ムーア作の"Put Out The Lights"は、高らかなsaxが印象的なジャンプ･ナンバー。
このアルバムや次の｢Jamaica Say You Will」('75)、「Stingray」('76)といったA&M後期の作品は、当時の一流のスタジオ･ミュージシャン（スタッフが参加した「Stingray」などまさしくそうだけど）がバックをつとめ、アーバンな演奏とソウルフルなコッカーのvoが対決する様のドキュメントになっているけど、あまり成功してるとはいえない。それでも何曲か切れる曲があることも確か。