green#2

More
■Green Is The Colour / Pink Floyd
バベット・シュローダー監督の第1回作品が「モア」だった。先に映像があって、ピンク・フロイドはラッシュを見ながら音を8日間でつけ完成したと言われる。当時のフロイドは「神秘」をリリースしたばかりで、シド・バレット脱退後、デイヴ・ギルモアを加えた編成で試行錯誤を繰り返していた時期。69年に完成した「More」を僕はちゃんとした形では聞いたことがないけど、"Cirus Minor"、"Cymbaline"などのメロウな味付けは好きだった。高校時代、K先輩が友人から借りたこの時期のフロイドのライヴ盤(ブートレッグ)をダビングしてくれ、と頼まれたこともあった事を思い出す。それにしてもこの、"Green Is The Colour"も美メロだ。プログレという以前にフロイドは傑出したメロディー・メーカーだったのだ。そのことを思い出すのは、「原始心母」のB面だけど。