song#3

ビッグ・ブライト・ストリート(紙ジャケット仕様)
■The Circle Song / Hirth Martinez
ロビー・ロバートソン・イミテーターというと再結成ザ・バンドのケイト兄弟を思い出すが、ハース・マーティネスの2枚目における、ビリー・ダーネルの存在も忘れられない。元々マーティネスの1枚目「Hirth From Earth」はロバートソンのprodで当時日本ではリリースされず、ジェシ・ウィンチェスターの1枚目同様、ロバートソンがらみの重要盤として幻の名盤とされたもの。77年にジョン・サイモンのprodで出た「Big Bright Street」もまた当時日本では出なかったけど、実はロックとはかけ離れた存在だった1枚目よりも、ニュー・オーリンズ・スタイルのこちらの方が好み。ダーネル、サイモン以外はスティーヴ・ガッド(ds)−ロン・カーター(b)だったり、ジョン・ゲリン(ds)−マックス・ベネット(b)のLA・エキスプレスだったり、ジム・ケルトナー、クリス・パーカーのツインdsだったりとさまざまだけど。この"The Circle Song"はなかなか感動的なバラードでダミ声も意外と映えるのだ。他にはドクター・ジョンが縦横無尽な活躍を見せる"Nothin' Is New"やタイトル曲もいい。