love#3

グレート・スペックルド・バード+1(K2HD/紙ジャケット仕様)
■Love What You're Doing Child / Great Spckled Bird
イアン&シルヴィア・タイソンのグレート・スペックルド・バードは今ではCDで簡単に手に入るが、その昔は結構なレア盤で、それはもう大変だったのだ。Bearsvilleの前身ともいえるAmpexからのリリースで69年作。メンバーは後にNRPSのバディ・ケイジ(steel)、ハングリー・チャック他のND スマート(ds)、ベターデイズ他のエイモス・ギャレット(g)、ケン・カルムスキー(b)にタイソン夫妻。もともとカナダのフォークシンガーだったタイソンズにエレクトリックなバックをつけたものだが、ケイジの軽やかなsteelに誘われたカントリー・ロックは、実際大きな期待を持って耳にするとコケてしまうのだけど、いくつかの曲では光るものもある。オープニングを飾る"Love What You're Doing Child"は、タイトでシャープな印象。ある種サイケデリックな味わいもある小品で、僕は一番のお気に入り。prodは若きトッド・ラングレンで、切り込み鋭さが甘い(若さゆえ)エイモスのg同様忘れがたい。