don't#3

ジャンブルクイーン(デジパック版)
■I Don't Know If I Can Take It / Bridget St. John
ブリジット・セント・ジョンと言えば、初期のDandelion時代の作品が有名だけど、74年にChrysalisからリリースした「Jumblequeen」も捨てがたい魅力がある。アシッド色の強かったDandelion時代よりももっとメロディアスな曲がならんでいるが、これはTYAのレオ・リオンズのprodのおかげかもしれない。バックはマイク・ジャイルズ(ds)、デイヴ・ウィンター(b)、TYAのチック・チャーチル(kb)、ステファン・グロスマン(g)というシンプルな編成で、基本的にアコースティックなトーンでまとめられている。妙にソウルフルな印象も受けるブリジットのハスキーなvoもいい。"I Don't Know If I Can Take It"は、ヴァシュティ・ブニアンを思い出す。レゲエ風の"Some Kind Of Beautuful"や生スライドの入った"Swarrowpit"もいい。