turn#2

Warren Zevon (Coll)
■Backs Turned Looking Down The Path / Warren Zevon
最近になって拡大版がリリースされたウォーレン・ジヴォンの76年作品で、日本ではデビュー作として紹介された「さすらい」です。実際はこれ以前にはライム&サイベルとしての活動(White Whaleからシングルをリリース)、、さらにImperialからの「Wanted Dead And Alive」('69)がありますが、やはりジヴォンといえば、70's後半のAsylum期でしょうねえ。ジャクソン・ブラウンがほれ込んで、プロデューサーを買って出、その人脈を生かしていろいろな人たちが参加しています。まずはAsylumがらみで本当に久々に新作をリリースしたJD・サウザーネッド・ドヒニー、ジャクソンのツアー・バンド出身のラリー・ザック(ds)とジェイ・ワインディング(kb)、お馴染みデイヴィッド・リンドレー(fdl,g)、売り出し中だったワディ・ワクテル(g)とボブ・グローブ(b)、イーグルスからドン・ヘンリー(vo)とグレン・フライ(vo)。更にジヴォンがエヴァリー・ブラザーズのツアー・バンドに在籍した流れで、フィル・エヴァリー(vo)、そこで同じく加わっていたフリートウッド・マックリンジー・バッキンガム(vo)とスティーヴィー・ニックス(vo〜ここでは本名のステファニーでクレジット)etc いわゆるAOR前のカリフォルニア・ロックを代表するラインナップなのですが、フォーク〜カントリー系のアーティストが多かったAsylumにあって、ジヴォンの毒と暴力性(ここではまだあまり表れていませんが)は異色です。リンダ・ロンシュタットに取り上げられた"Hasten Down The Wind"(リンドレーのすすり泣くslideをフィーチャー)、"Poor Poor Pitful Me"、"Mohammed's Radio"、"Carmelita"はやはり飛びぬけて素晴らしいです。他にも珍しくジャクソンの弾くdobroが気持ちいい"Backs Turned Looking Down The Path"(マーティ・デイヴィッド(b)とゲイリー・マラバー(ds〜スティーヴ・ミラー・バンド)が参加)、ボニー・レイットローズマリー・バトラーのパンチの利いたvoが光る"Join Me In LA"といったナンバーも魅力です。