too#3

L(紙ジャケット仕様)
■It's All Too Much / Steve Hillage
ビートルズの「Yellow Submarine」に収められたジョージ・ハリスン曲をうまく料理したのが、このスティーヴ・ヒレッジです。黄金期のゴングを精神面で支えたのが創設者のデイヴィッド・アレンなら、演奏面でのリーダー・シップは、ディディエ・マラーブ(sax,fl)であり、このヒレッジでしょう。75年のソロ「Fish Rising」をリリース後バンドを離れ、ソロ活動に入っています。いわゆるプログレ畑の人ですが、レーベルがVirginで日本では日本コロムビア〜ビクターの時期になるためいま一つ実態がつかめぬままプログレ暗黒時代に突入するので、熱心なファン以外にはあまり知られていないのかもしれません。
最初のソロ「Fish Rising」ではカンタベリー・サークルのオールスター的な内容だったのですが、76年のセカンド「L」ではトッド・ラングレンがプロデュース。バックはユートピアがつとめています。"It's All Too Much"は、ここに収められており、ドノヴァンの"Hurdy Gurdy Man"のカヴァーとともにアルバムのハイライトとなっています。実際ライヴでは好んで演奏され、ライヴ盤「Live Herald」や
ライヴ・ヘラルド(紙ジャケット仕様)
BBCライヴの「BBC Radio 1 Live In Concert」、「Live At Deeply Vale'78」といった発掘系のライヴでも定番となっています。
Live at Deeply Vale Festival 78 BBC Radio 1 Live