way#3

4ウェイ・ストリート
1■On The Way Home / Crosby Stills Nash & Young
(カテゴリー変わりましたが同じ内容です)
最近思うのですが、本当に好きなのはCSN&Yではなく、それぞれのソロなんだなあって事です。しかも時代は70's半ばまでと限定されます。バーズ、バッファロー・スプリングフィールドホリーズの元メンバーから成るスーパーグループのCSN&Yは70年に最初の解散をして、各人はソロ活動へと進んでいって、気が向くと再編してるのですが(最近もニール・ヤングの活動に乗っかる形で再編)、70年のツアーの音源を収めたのがライヴ盤「4 Way Street」('71)です。この時期の音源は無数のブートレッグとしてリリースされて(ビートルズ、ディラン、ゼッペリンとならんで数が多いのはCSN&Yのブートです)いますが、日によってセットリストを変える、ディランやデッドと違い、CSN&Yの場合、いつも同じで(まあアルバムは2枚で各人のソロを入れてもストックが少ないので仕様がないですが)、その辺が僕につまらないなあ、と思わせるのかもしれません。
前半はアコースティック・セットで後半は長尺の曲のエレクトリック・セットというのが基本線で、僕としてはアコースティックな曲を弾き語りではなく、エレクトリックなバックをつけてフォークロック風にやって欲しかったというのは、昔からの切なる願いなのです。
この2LPも最初の1枚はフォークのコンサートのようなムードです。フェードインしてくる"Judy Blue Eyes"のエンディングに続いて、ナッシュがニール・ヤングを紹介して、始まるのが"On The Way Home"。バッファロー・スプリングフィールドの3枚目「Last Time Around」に収められていたナンバーで、voに自信の無かったヤングは、自分で歌わずにリッチー・フューレイに歌わせていましたが、ここではちゃんと歌います。ポップス然としたバッファローのヴァージョンもいいのですが、切々と歌われるこのヴァージョンも悪くはないです。
僕の持ってるのは92年に出たCDでボーナストラックとして4曲加えられてる方です。高校時代田U君にLPを借りてよく聞いてましたが、よくこんな2枚組を買ったなあと思ってました。多分僕がニール・ヤングの「Live Rust」を買ったのと同じ時期かなあ。

Big Sur Folk Fes('69)でのCSN&Y