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ビケティウィッチ+1

ビケティウィッチ+1

32■That Same Old Feeling / Pickettywitch
謹賀新年。5年目を迎えたはてなです。今年もよろしくお願いします。
さて、今年の一発目は、ピケティウィッチです。僕はいつも"Hitch'N'Ride"のヒットを出したヴァニティ・フェアとごっちゃになってしまうのですが…
紅一点ポリー・ブラウン(vo)をフィーチャーしたイギリスのバブルガムというか、ハーモニー・ポップです。デビューはPyeからで、いちばん有名なのはこの"That Same Old Feeling"(#5)です。

トニー・マッコーレー=ジョン・マクレオドのペンによるナンバーで、このコンビの作品ではいつも気になる過剰なブラスがあまり感じられなく、ブラウンの軽やかなvoがメロディーによくマッチしています。
70年にはもう1曲"Sad Old Kinda Movie"(#17)というヒットを出しますが、こちらも哀愁のメロディーがいい感じです。

更に#27止まりながら"Baby I Won't Let You Down"というヒットもこの年に生まれています(こちらはレス・リードのペンによるもの)。

詳しいディスコグラフィーはわかりませんが、1枚のLPをPyeに残しているだけの気もします。それに加えコンプリートなシングル曲を加えた編集ものが、Castle(Sanctuary)から出ています。
That Same Old Feeling: The Complete

That Same Old Feeling: The Complete

ブラウンは脱退後スウィート・ドリームスというデュオをトニー・ジャクソンと組んで、74年にアバのカヴァー、"Honey Honey"を#10までヒットさせたり、

GTOよりディスコっぽいシングルを出していましたが、"Up In A Puff Of Smoke"('75)は、アメリカで#16まで上がるヒットとなりました。

ポリー・ブラウンのコンパクトなコンピもRPMから出てましたが、これはお勧めできないなあ。
ポリー・ブラウン・ストーリー

ポリー・ブラウン・ストーリー

参考)「SOFT ROCK A To Z」(音楽之友社)