mine#2

Complete Mercury Recordings

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50■And She's Mine / Spanky & Our Gang
日本の洋楽ファンは、当のアーティストの動く姿を見る機会が圧倒的に少なかったという経緯があって、マニアックな人ほど見た目よりも音を重視する傾向があります。音から想像を膨らませるのだけど、実際にYou Tubeで動く姿を目にすると、なんかイメージ違うなあ、と思うことも多いのです。ソフト・ロックというか男女混声コーラス・グループとしては、僕の中で最高のレベルにある、スパンキー&アワー・ギャングですが、元々ヴォードヴィルというか、漫談的要素があることは知ってましたが、You Tubeでそのステージを見るとビックリ。太目のスパンキーの豊かな表情が(特に眼!)十分に笑いを取っている、コミカルなステージ。ヒット曲も多いけど、ジェリー・ロスによるハッピーでフラワーなイメージと、ステージで鍛えた絶妙なコーラスそして笑いを取れる部分で人気も出たんだろうなあ、と想像します。
68年のサード「Without Rhyme Or Reason」からの4枚目のシングルとなった"And She's Mine"(ちなみにカットされた4枚中最大のヒットとなったのは"Damn"という言葉が引っ掛かって放送禁止になった"Give A Damn"(#43))は、メンバーのケニー・ホッジズの作品。爽やかな印象を残す佳曲です。69年にグループは解散(ちなみに日本のピンキーとキラーズはスパギャンの出で立ちに影響されたものだと言う)しています。

画像はHip-Oから出た完全版ボックス。う〜んちょっと手が出ないなあ。
初めてスパギャンを聞いたのは、山下達郎の「新春放談」だった気がする。「Greatest Hits」がCD化された年で、オリジナルアイテムがCD化されないと意味がない、と達郎は語ってたけどあれから15年はたっているが、未だにちゃんとした形での単体のCD化はありません。実はこの3枚目(相当昔に新宿えとせとらで見かけたことがあった)以外はLPで購入。
Greatest Hits

Greatest Hits


コミカルなステージです。

作者のマーゴ・ガーヤンの名前を売った"Sunday Mornin'"

稀代の名曲"Like To Get To Know You"