Mr.#2

Anthology: Kapp Recordings 65-67

Anthology: Kapp Recordings 65-67

54■Mr.Dieingly Sad / The Critters
クリッターズは、65年にNYから登場した4人組です。ジェイ&ジ・アメリカンズのジェイ・ブラックの紹介でKappと契約してデビュー。ジョン・セバスチャン作の"Younger Girl"をホンデルズと競作したりしましたが、一番有名なのはボサノヴァ調の"Mr Dieingly Sad"(#17)でしょう。maracusとbassのイントロからしてけだるい午後のBGMとして完成されています。ここでリードvoを取ったのは、のちにフォー・シーズンズに加わるドン・チッコーネです。Kappで1枚「Younger Girl」('66)をリリースしたのちKama Sutraに移籍しています。67年に兵役の為チッコーネらが脱退すると、ジム・ライアン(g)は新たなメンバーを加えバンドを続けますが、間もなく解散しています。

ライアンの名前は、カーリー・サイモンの初期のLPで見られ、主にスタジオ・レコーディングの際ギタリストとしてクレジット。70's後半には、sswのアンディ・ゴールドマーク、女性シンガーホリー・シャーウッドと結成したワンダーギャップでも名前が見られます。