米都市#4

- アーティスト: ゴールゲィ・ホーン
- 出版社/メーカー: MUZAK Inc.
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: CD
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女優ゴールディー・ホーン*1が、70'sに残した唯一のアルバムが、72年にRepriseから出した「Goldie」です。音楽ファンがこのLPを探し求めるのは、ソフトフォーカスのゴールディーのジャケットによるものではなく、Warner/Repriseのスタッフが総力を結集したバーバンク・サウンドの70'sヴァージョンだからでしょう。そもそもバーバンク・サウンドとは何ぞや?という問いは、僕には荷が重いのですが、ロックテイストのノスタルジックなサウンドが、Warner Brosの本社のあったバーバンクをもじっていつしかこう言われるようになりました。代表選手はヴァン・ダイク・パークスでありハーパース・ビザールです。
さてドリー・パートン、ドノヴァン、ポール・ストゥーキー、ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェルらのカヴァーが詰まったこのアルバムですが、バーバンク・サウンド云々といわれるのは、ビル・モンローの"Uncle Pen"('51)、トラヴィス・エドモンソンの"Cloudy Summer Afternoon"('63)、さらにテンパランス・セヴンの"Pasadena"('64)といったロック以前の楽曲のセレクトにあります。こう言ったナンバーは、正直僕の100パーセント好みとは言えないのですけど、この"Pasadena"の楽しさはなんとなくわかります。
ジョージ・マーティンの「In My Life」から、セクシーな"A Hard Day's Night"
ショーン・キャシディとのデュエットもあります。
「バタフライはフリー」でのセクシー・ショット
パサディナは、カリフォルニア州の街で、ジャン&ディーンの"Little Old Lady From Pasadena"(パサディナのおばあちゃん)でも有名ですね。なんでも地元フットボール・チームの本拠でローズ・ボウルという大きなスタジアムでも有名だそうです。
*1:若い人にはケイト・ハドスンの母親といった方が通りがいいか