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ALL I REALLY WANT TO DO / SONNY SIDE OF CHER

ALL I REALLY WANT TO DO / SONNY SIDE OF CHER

103■I Go To Sleep / Cherポップス・ファンにとってシェールと言えば、やはり60'sのImperial時代のフォーク・ロックでしょう(70'sにはグレッグ・オールマントッド・ラングレンらと浮き名を流した事で僕は知りました)。最近では映画「キル・ビル」で使われた"Bang Bang"('66)などはエキゾティックな異色のナンバーですが、こういった味わいの曲も少なからずありました。
64年にImperialからデビューした際はシェリリン(Cherylyn)という名前でしたが、この"Dream Baby"はさっぱり売れませんでした。スペクター調のドリーミーなポップスです。65年にはディランの"All I Want To Do"をフォーク・ロック風にカヴァー。バーズとの競作になりましたが、セールス的にはシェールの勝ちでした。この年に出たファースト「All I Really Want To Do」には、キンクスのレイ・デイヴィスの作になる"I Go To Sleep"も含まれていました。

81年のプリテンダーズのセカンドに収められていた曲で、てっきりクリッシー・ハインドと恋愛関係にあったデイヴィスがクリッシーに送った曲だと思っていたのですが、昔からあった曲でした。フォークロック調ではありますが、ややダークな味わいです。
キンクスとしては未発表曲ですが、今年に入って出たボックスに収録されているとの事です。
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66年のナンバー