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パーフェクト・エンジェル

パーフェクト・エンジェル

109■Lovin' You / Minnie Riperton
まあなんとも泥くさいジャケットだ。これを見ただけでは稀代の名曲"Lovin' You"が入ってるとはなかなか思えないです。77年に乳ガンで亡くなった事によりさらに神格化されたミニー・リパートンですが、スティーヴィー・ワンダーに見出されて、リリースした75年のセカンドがこの「Perfect Angel」(Epic)です。小鳥のさえずりをバックにアコギとエレピが心地よいバラード"Lovin' You"は、4オクターブと言われる高音のvoを披露。僕がこの曲知ったのは、多分70'sですから、当時からガンガンラジオでかかっていたのでしょう。フリー・ソウルのブームの中から和製R&Bが登場し、無数の「ディーヴァ」とやらが生まれましたが、日本人の「ディーヴァ」も果敢に挑戦しています。

このアルバムはスティーヴィー・ワンダーがいくつかの楽器を担当していますが、リード・gを弾くマイケル・センベロは、80'sに入って"Maniac"のヒットを飛ばした人です。
60'sにリパートンが参加していたロータリー・コネクションもレア・グルーヴのブームに乗ってさらに高値に売買されるようになりました。フィル・アップチャーチ(b)も参加していたサイケデリック・ポップ・ソウルですが、なんとなくリンダ・ルイスがいたフェリス・ホィールにも存在そして扱いが似ています。
Rotary Connection

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