ロキシーもフィ
ル・マンザネラも特に好きというわけじゃないけど、801とマンザネラのファーストを今年になってから聞きなおして、結構気に入っています。この「Diamond Head」('75)は、
ロキシーと並行してレコーディングされたもので、
ロバート・ワイアット、イーノ、
ジョン・ウェットンという3人のvoを起用し、マンザネラは裏方に徹する1枚。ポール・トンプソン(ds)、
エディ・ジョブソン(kb)、アンディ・マッケイ(sax,oboe)ら気心知れたメンバーをバックに、頭でっかちではあるものの、非常に知的なロックを披露。マンザネラがかつて参加していた
クワイエット・サンも一時的に再編して,"East Of Echo"に参加。その
クワイエット・サンは、この「DH」をきっかけにアルバムを残すところまで行っています。個人的にはウェットンとドリーン・
チャンターのデュエットとなるファンク・ナンバー"Same Time Next Week"にクリムゾンの残り香を強く感じます。
プログレ的なインストとは対極の位置にあるようなタイトル曲も素敵です。