break#3

ブレイク・ア・ウェイ~ソングス・オブ・ジャッキー・デシャノン 1961-67
- アーティスト: ジャッキー・デシャノン,サーチャーズ,シェール,リック・ネルソン,バーズ
- 出版社/メーカー: ミュージックシーン
- 発売日: 2008/11/25
- メディア: CD
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正直なところジャッキー・デシャノンは音楽よりもルックスに惹かれる部分の方が大きい事を告白しときます。とはいっても60'sのフォークロック期の作品は清々しいです。この人の場合最大のヒット曲が、バカラックのナンバーだったり("What The World Need Now Is Love")、キム・カーンズがカヴァーした"Bette Davis Eyes"だったりして、複雑です。毎度おなじみの英Aceのソングライター・ワークスのジャッキー・デシャノン編は、アーマ・トーマスの"Break A-Way"でスタートします。いろいろと思い出深い曲なのです。これは。
83年にトレイシー・ウルマンがカヴァーしてリヴァイヴァル・ヒットさせた時*1、ジャッキー・デシャノンの名前を知りましたが、まさか"It's Raining"や"Time Is On My Side"のアーマ・トーマスがオリジナルとは知りませんでした。それを知ったのは忘れもしませんNHK-FMの萩原健太さんの番組「Music City」に出した、僕のリクエスト葉書が読まれたからなんですが、番組のオープニングで知ったオリジネーターはニュー・オーリーンズの歌姫だったのです。
トーマスのヴァージョンは64年にImperialからリリースされていますが、英国のマージーサイドのガール・シンガー、ベリル・マースデンもいち早くカヴァーしています。そのヴァージョンはマッシュルーム・カットをモップに見立てた秀逸なジャケのSee For Milesのコンピで聞けます。

トレイシー・ウルマンのカヴァーからオールディーズ・ムードの日本語カヴァーも生まれました。新潟時代に雑貨屋のラジオから流れたキュートな日本語カヴァーが忘れられなかったのですが、最近になって、サザナミというインディーからリリースされた「Girls Sazanami Beat」というガールズ・ガレージのオムニバスのライナーで(正確にはMilkeesのこの曲のカヴァーの解説で)、ひょっとしたら?と思いだしたのが東京モータウンサウンドと言われたスクーターズです。

- アーティスト: スクーターズ
- 出版社/メーカー: ウルトラ・ヴァイヴ
- 発売日: 2003/06/01
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