back#3

Small Circle of Friends

Small Circle of Friends

128■I'll Be Back / Roger Nichols And The Small Circle Of Friends
生まれて初めて買ったCDはロジャ・ニコのこれでした。って言うかこれを聞きたいためにCDラジカセを買ったのが正確。まだまだLPも新譜でリリースされていた頃の話。ちなみにこの世界初CD化となるA&M盤は、ライナーがピチカートの小西康陽で、渋谷系とかソフトロックのブームが起きる前の話でした。そのライナーで、二コルスがポール・ウィリアムスとのコンビでカーペンターズに多くの曲を書いてたことを知ったのですが、マレー・マクリオード、メリンダ・マクリオードそしてニコルスのトリオ編成ながら、もちろんバンドサウンドでもない音です。ピチカートの「Couples」を初めて聞いた時の印象は、これはロックか?でしたが、ニコルスのこれは、ロックではありません。ソフトサウンディングと山下達郎なら言ったであろう音です。
キャロル・キングバカラック、スプーンフルにまじってビートルズのカヴァーがありますが、"I'll Be Back"は、このヴァージョンで初めて聞いて、なんとも斬新に感じました(ビートルズのオリジナル〜「A Hard Day's Night」を聞いたのは今年になってからです)。
その初CD化から数えると数回日本盤CDは出てる事と思いますが、現行盤は、シングル曲を加えコンプリートなものとなっています。英Rev-Olaからも同様のものが05年にリリースされています。