one#2

Straight Shooter / Passin' Thru

Straight Shooter / Passin' Thru

137■One Way Street / James Gang
音楽的な相違を理由に中心人物だったジョー・ウォルシュが去ったジェームズ・ギャングですが、新たにカナダのブッシュ(Bush)というバンドにいたロイ・ケナー(vo)、ドミニク・トロイアーノ(g)を加え再スタートを切ります。

72年の「Straight Shooter」(ABC)はハードロックに徹した1枚で、僕としてはメロディアスな部分に欠ける気もしますが、この年もう1枚リリースした「Passin' Thru」は、ハードな曲、メロディアスな曲となかなか充実しています。ただハードロック・バンドとしてはピントがぼけてしまったかな、という印象も残りますが。ケナー、トロイアーノの新加入組とジム・フォックス(ds)、デイル・ピーターズ(b)の4人組です。
"One Way Street"は、切り込むgがなかなかカッコイイ、シャープなロックンロールで、ケナーのharmonicaも聞かれます。


(口パクです)
結局このアルバムを最後にトロイアーノはバンドを抜けるのですが、前後してMercuryからソロ「Domenic Troiano」をリリースしています。73年にもう1枚出したあと、ゲス・フーに参加し「Flavours」、「Power In The Music」の2枚のLPを残します。
Rockin / Flavours

Rockin / Flavours

ゲス・フー解散後Capitolと契約しドミニク・トロイアーノ・バンドとして、2枚リリースしていますが、クロスオーヴァーフュージョンの時代らしく日本でもそこそこ注目された記憶があります。