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レッド・ローズ・スピードウェイ(紙ジャケット仕様)

レッド・ローズ・スピードウェイ(紙ジャケット仕様)

138■One More Kiss / Paul McCartney & Wings
ごちゃごちゃしてるのでまとめますと、
71年にウィングスを結成し(ポール、リンダ、デニー・レイン(g,vo)、デニー・シーウェル(ds))「Wild Life」(Apple)をリリース。その後ヘンリー・マックロウ(g)をグリース・バンドから参加させ、大学中心のツアーに。72年に入ると、政治的な"Give Ireland Back To The Irish"(#16UK)、ファミリー的な"Mary Had A Little Lamb"(#9UK)、ソリッドなロックンロール"Hi Hi Hi"(#5UK)*1をリリースし、プレスの反応も好感触になってきました。たっぷり時間を取ってレコーディングされたセカンド「Red Rose Speedway」がリリースされたのは73年に入ってからです。先行シングル"My Love"はポール・マッカートニーらしいしっとりとしたバラードでアメリカで#1となりました。ちなみにこのアルバムからしばらくポール・マッカートニーウィングス名義となります。ヒット曲*2が1曲しか入っていないので、聞く前は地味な印象もあったのですが、そうとも言えないです。"When The Night"やこの"One More Kiss"は、ヴォードヴィル気質というかマッカートニーのメロディー・メーカーぶりがロックにとどまらない事を示しています。

その大学廻りのヨーロッパツアーから('72)

Top Of The Popsにて

11分にわたる最後の4曲メドレーはやはり「Abbey Road」のラストを思い出すのです。

"My Love"のB面"The Mess"は未発表曲ですが、とても好きです。

*1:B面の"C Moon"も好き

*2:シングルのみのリリースがやたら多いので